工法概要
建設物は、何もない地面に直接建てた場合、
地震や大雨によって地盤が影響を受けてしまうと、建設物ごと倒壊してしまう危険性があります。
そこで、地盤をしっかりと固定するための「杭打ち」という作業が重要になります。
バイブロハンマー工法とは、振動体のついたアーム(バイブロハンマー)をクレーン等でつり上げ、
杭材を「チャック装置」で固定したのち、振動力を杭に加え、杭と地面の摩擦力・先端抵抗力を低減させて地中に貫入させていく工法です。
打設する杭や地質に応じて、「油圧式」と「電動式」を使い分けます。
そして、岩盤や玉石混じりな地質への打ち込み、大径・長尺杭の打ち込みのような、バイブロハンマ単独での施工が困難な場合には、
ウォータージェット装置を併用することにより、様々な地盤に対応することが可能となります。
保有機械
油圧式:PALSONIC-20(エーコー)
加振機 | 加振力(kN)[t] | Max.245[25] |
垂直ストローク(mm) | 0~9.6 | |
標準重量(kg) | 5,800 | |
油圧源 | 出力kW(PS) | 162(220) |
重量(kg) | 5,500 |
電動式:EP-80(エーコー)
偏心モーメント(kg・cm) | 0~3,600 |
振動数(c・p・m) | 1,100 |
起振力(kN[t]) | 0~477.0[0~48.7] |
本体重量(kg) | 6,300 |
空回転の振幅(mm) | 0~7.0 |
※エーコー ケンチョー事業部カタログより抜粋
油圧式:SR-45(調和工業)
加振機 | 加振力(kN)[t] | 0 ~ 473.3/(0~48.3ton) |
振動周波数(Hz) | 20 ~ 60 (1200~3600cpm) |
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最大引張り荷重(kN) | 176.5 | |
バイブロ質量(kN) | 5,800 | |
油圧源 | 出力kW(PS) | 223.4(304) |
規定圧力(MPa) | Max30.4 | |
重量(kg) | 6,200 |